安全な土地選び
■ 安全な住宅地域を選ぶステップ
当たり前ですが・・・家を建てるには、土地が必要です。
自分の土地を持っている人は、そこに建てればいいですし、住みたい場所が決まっているなら、その地域に当たって土地を探すことになります。ただし、住宅の土地探しは、安全性を最優先としてください。
土地つきで注文住宅を建てたいなら、
1.「コスト」をはじき出す。
2.「安全」な土地をピックアップする。
3.「住んでもよい」ところを選ぶ。
このステップが、土地選びの正しい探し方だと思ってます。
「住みたい」地域とは必ずしも一致しないかもしれません。すべてにおいて「大満足」ということにはならないかもしれません。でも、将来的な快適と安心を買うのが住宅なんです。
■ 家を建てる場所
住んで快適な地域と言えば、交通・買い物・施設の利便性を考えそうですね。つけ加えるなら、自然環境や景観もとりいれたいところです。とりあえず、これらは横においておきます。安全性を重視するのですから、買い物などは二の次です。
ここでちょっとだけ、近年の災害を思い出してみてください。
洪水
津波
大波
地震
台風
土砂災害
などなど、いくらでも思いつきます。竜巻まで発生しました。
これら、天候や災害の状況を逆に考えれば、どこの土地・どのような地盤が安全なのか、ある程度見当がつくものです。
□ 水に対する安全性。
沿岸部や大きな河川の側は危険です。また、河川とは無縁のようで、意外に危険なのが、下流部の低地帯です。上流で大きな支流がいくつも分岐合流していたり、堤防が低くなっていたり、川の方が住宅地域よりも高い土地などは、大きな水害になる危険性が高いのです。
こうした地形は、珍しくありません。住むなんてもってのほかですが、日本には結構多い形態なんです。
温暖化の影響で、年々、雨の量が増えています。その上、海水面も上昇しているのですから、遠くない将来、海や河川など、水近辺の集落は破綻すると考えます。破綻とまでは、ならないまでも、これから建築するには、リスクが高すぎるといえます。わざわざ選ぶ土地ではありません。
□ 土砂に対する安全性。
長雨などで緩んだ地盤が、下流部に向かって押し寄せるのが土砂災害です。「土石流」といいますが、地震が引き金になることもあります。上から流れてくる土石流に遭う場合と、自分の住宅の地盤が崩れて土石流になる場合とが考えられますね。これを避けるためには、山すそや、急な斜面の土地は購入しないようにします。
■ 住宅に適した地盤と地形
では、どこの土地がいいのでしょうか。
極端に地盤の高い土地や低地でなければ、比較的安全に住めるともいえます。上記のことを踏まえて、引き算をすれば、緩やかな斜面(=丘の上)に住まいを作るのがベターではないか言えます。
丘ならば、風がよく通ります。地盤についても、砂層や礫層が厚く堆積している可能性が高いですね。地面がさらさらしていれば、湿気の心配も少ないので、木造構造物の寿命が長くなります。また、地すべりや地盤沈下の危険が非常に少ないことから、基礎コストも低く抑えられます。土地が高い位置にあるので、洪水でも水が押し寄せない。などなど、いいこと尽くめです。
ただし、こういう土地は先住民族が多いところが問題かもしれません。
昔から集落として発達してきているので、すでに大きな街になっていることが多い。よって、土地価格が高い傾向にあるのです。
土地選びはたいへんです。考えれば考えるほど条件が狭くなってきます。最初に言ったとおり、コスト面と安全性のバランスを取りつつ、土地を探すことです。ある程度絞れたところで、交通・買い物・施設の利便性といった、好みの社会的環境をとりいれた場所を決定してください。
Posted by goshisuke : 17:05
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