住宅基準法 2007の改訂
■ 住宅基準法 2007の改訂
2007年の6月に、住宅基準法が、改訂されましたね。
「アネハ」の構造計算書偽装問題が発端となって、それまでの基準が見直されたのです。
それまでの建築審査は、景気回復を後押しする意味合いもあったことから、やや甘かったとさえいわれました。これが、突如・突然・「寝耳にウォーター」的に面倒ものに改訂されたのです。
建築の基準が厳密になるというのは、壊れにくく長持ちする住宅が建つ事になります。これは、住む側にとってメリットとなります。が、反面時間がかかったり、経費がかさんだりと、建てる際のデメリットもあるわけです。
国土交通省で確認したければ、どうぞ。改正項目の概要は以下のとおりです。
1 建築確認・検査の厳格化
2 指定確認検査機関の業務の適正化
3 建築士等の業務の適正化及び罰則の強化
4 建築士、建築士事務所及び指定確認検査機関の情報開示
5 住宅の売主等の瑕疵担保責任の履行に関する情報開示
6 図書保存の義務付け等
審査の「厳格化」は、さまざまなひずみを生み出している。
建築関係の友人は、そうこぼしてました。
建造物に影響のない部分での、ちょっとした誤字・転記ミスにさえもお目こぼし無し。そのたびに、全内容の再提出を求められるのです。
誤字というのは、なかなか、つぶせるものではありません。
チェックされた数文字を直しても、別の誤字が潜んでいる可能性はあるもの。膨大な文書の誤字を100%無くすのがどれだけ大変なのかは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
チェックの厳しさは、事前審査ばかりではありまえん。
施工中の設計変更についても、承認がおりるまで工事はストップさせられるとか。
また、住んでからの増築・改築についても、審査は厳しくなってます。とくに、鉄筋コンクリートつくりの住宅については、笑っていられない状況になりました。
「地下鉄筋コンクリート造で、1,2階木造」または、「1階鉄筋コンクリート造で、2,3階木造」の建物。
これらの増改築については、すでに建ててある鉄筋コンクリート部分についても、現行の基準に合わせる必要が出てきたのです。簡易だった構造計算も、精密なものが要求されるようになりました。
木造については、従来もそんな感じでしたので、さほど大きな問題にはなりません。
でも、鉄筋コンクリートの補強は、木造に比べて高額になるのです。
「 よけいなお金をかけるくらいなら、いまのままでもいいか 」
そう思う人が増えるのは、避けられませんね。
新しく建てる人・建て増しをする人。
どちらにとっても、ブレーキになる基準法改訂のようです。
Posted by goshisuke : 20:06
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