間取りとローコスト
■ 土地の形と狭さ
住宅の間取りは、土地の形とおおきな関係があります。
宅地としてもっとも活用できる形は、真四角の土地です。正方形のことですね。真四角というのは、シンプルなので、無駄のない形状の住宅が実現できます。何より、土地そのものに「つかえない無駄地」が発生しません。
複雑な形の土地は、複雑な住宅を生んだり、敷地の中に使いにくい部分ができてしまいます。また、土地の一辺の長さが8m以下の場合にも、間取りの制約が多くなります。形状が悪い土地・狭い土地を購入する考えがあるのなら、購入の前に、どのような住宅が建てられるのか、十分なプランニングを検討します。
可能なかぎり、形の良い土地を選んでください。
土地の配置によっては、得することもあります。
2つ以上の道路に接する土地は、建蔽率が10%優遇されることになっています。敷地の中で、住宅が占める割合が多いということは、それだけ融通のきいた設計ができますね。
形状とともに、道路との関係もチェックします。
■ 予算に合わせて更にローコスト
あなたは、理想的な土地を手に入れることができたとします。
土地の条件がいいので、比較的大きな住宅が建てられそうです。
ですが。
思い描いた住いに近づけるには、予算が足りません・・・
このように、予算と計画に大きな差があるのなら、一度にすべてを建てないという方法もあります。将来を見越した建築を計画し、部屋をユニットと考えて順を追って増築していくのです。
はじめの部分は、予算に合わせて、必要最低限の間取りを作ります。玄関・居間・寝室、浴室・キッチン・トイレなどの水周りなど。寝室は居間と兼用でもいいかもしれません。やがて、子供が増えるのにあわせて、子供部屋や別の寝室などを増築していくのです。増築時に、間取りを変えるのもいいでしょう。
どんな住宅を建てる場合も、「間取り」と「間仕切り」は別々で考えたほうが、自由度が高まります。間仕切りを設ける過ぎると、壁のコストに加えて、ドアや窓が必要となります。最近の流行として、キッチンとリビングをオープンスペースで作る住宅が増えているますね。これも、間仕切りを減らすための工夫です。
空間につながりを持たせた家は、ローコストが可能であるとともに、住宅内の各部屋を広く使えるという大きなメリットがあります。風・光・視線が気持ちよく通る、閉塞感のない間取りを工夫したいものです。
Posted by goshisuke : 20:15
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